遅くなりましたが、4月に参戦したUTMFの記録です。
前日:
おそらく最初で最後の100マイルという事で、準備にえらく苦労しました。
特にヘッドライトをどうするか。2晩必要なランナーは、必然的に高価なライトが必要だが、今回しか使わないかも。
悩んだ挙句、Amazonのお安いライトに落ちつきました。理由は、18650のバッテリーのため、持っているレッドレンザーMT10とバッテリーを共用できる利点があるためでした。
まずは地元で腹ごしらえ
15時過ぎに受付会場に着きましたが、すごい列。手ぶらで並んでしまいましたが皆さん大荷物。必携品がいるんじゃね?と気づき、スタッフさんに聞いてみましたが、先のスタッフじゃないとわからないとのこと。先に進んでからじゃ遅いので、必携品を取りに戻り並び直し。
結局、必携品チェックもあり、受付に3時間かかりました。終了間際は空いていたので、1番混み合う時間に来てしまったようです。
受付後、ほっともっとのステーキ丼を夕食に食べ、何とか楽天トラベルで予約した富士吉田近郊の宿へ。
途中、道路工事で通行止め。グーグルマップでもどうやって行けばよいことやら。
車の調子も悪く、ヒヤヒヤしながら何とか辿り着きました。
なかなか気合の入ったお宿。。オーナーさんは第一回大会に出場されたとのことで、テーピングを切るハサミを貸していただきました。
当日:
すき家のうな牛を押しこみ、指定の北麓駐車場へ。これがわかりにくい。迷い→戻ってもう一回係の方に確認して何とか。かなり離れた駐車場でした。その後、バスでスタート地点のこどもの国へ。
第1ウェーブのスタート
第3ウェーブのスタートも近づきます。鏑木さんにハイタッチしてもらえました。
15:00スタート
天候は寒くなく、心配だった雨もなく、恵まれました。ゆるやかな下りをキロ6〜7で無理せず走り、とにかく温存。
のんきに富士山をパチリ
早速、自作のゼッケンベルトが取れてしまい、あやうく無くしてしまうところ、後続の方が拾ってくださいました。
スタート時に水分を摂りすぎ、15km付近にトイレがあったので利用しました。
予定外に、ここから渋滞。アップダウンがある訳では無いのですが、シングルトレイルになったためでしょう。富士宮エイドINは18:22で、はやくも完走ギリギリのペースです。。
お尻に火が付き、噂の天子山地へ。全く試走をしていなく、高低図ではかなりの急登。実際、かなりの急登でした。そして案の定、渋滞。32-33kmは50分かかっています。
また、風があり、止まっているので寒かったです。レインウェアを着てしのぎましたが、その際、前の方が荷物を持ってくれようとしました。
山頂は何もなく寂しい感じでした。
熊森山からの下りは急!ロープをつたって何とか下りました。雨降ってたら、どうやって下るんだろう⁈
寒いくらいでしたが、麓エイドまで水分を消費してしまいギリギリで、エイドまで長く感じ、水、水…と。
麓エイドIN 0:57
本栖湖エイドIN 4:24
精進湖エイドIN 7:55
この辺の記憶は特になく、山地は風があり、寒かったことくらいしか思い出せないです。
精進湖エイド後の登りのロード、走る気力体力無し…
その後の足和田山?の登りもキツかった記憶しか思い出せない…
富士急ハイランドエイドIN 12:55
スタートはノースフェイスFVでしたが、滑る気がしたので、ニューバランスFFHに履き替え、靴下もドライmaxからAmazonで購入したものに履き替えました。これが後ほど起きる問題の原因になったのかも。
後ろ髪を引かれつつもエイドを出発!完走ギリギリラインでしたので、とにかく進まねばと、寝ながら歩く感じでした。
忍野の手前、なんて言うところなのでしょう。ここも登りがキツかった。。
忍野エイドIN 17:29
忍野エイド後の平坦区間、風が冷たく、その後の大平山が不安になりました。
外国の方に抜かれましたが、しばらく行くと、道端で行き倒れていました。寒いのに大丈夫かと心配になりましたが、しばらく行くと、また追い抜かれました。体力すんごい。
山地に入ると心配だった風は大丈夫でしたが、富士山の方がゴロゴロと。
やばい…雷雨か…と不安になりましたが、花火?のようで大丈夫でした。
暗闇の山中では自衛隊の方々とばったり出会いました。訓練中だったようです。撃たれなくてよかった。
山中湖エイドまでの下り、ちょうどよいペースのランナーさんと一緒に走り、エイドを目指しました。
ランナーさん曰く、「ドベの方ですぜ」と…
マジか…やっぱり
ドベでゴールすると、何やらあるらしいとも。
ありうる。いつもギリギリ人生のおいどんであれば十分ありうる。
しかし恥ずい。絶対にそれは避けなければ…
完走したい。そしてドベは阻止せねば!
山中湖エイドIN:20:32
エイドに着くと、他のランナーさんがスタッフさんにゴール予想時間を聞いていました。
11時過ぎくらいでしょう と
…やっぱり完走ギリギリじゃないか…
さっさと補給して出発しました。
先を急がねば!暗闇を進み、ロープのある登りがでてきました。マーカーが見当たらない所では、ガーミンのナビが役に立ち、海外の方などを先導したりして進みました。
高指山付近でしょうか、スタッフの方がここから注意して下さいと。岩場ですかと尋ねると、痩せ尾根で両側が切れ落ちていますと。
マジか…高所恐怖症のおいどん、暗闇で見えませんでしたが、見ないようにして通過しました。。
山伏峠分岐:23:09 UTMFランナーさんもうずくまる過酷さ…
この辺りでガーミンのバッテリーが切れてしまい、ログが途絶えてしまいました。痛恨の極み。山中湖で充電しておけばよかった。
二十曲峠への下りで左足小指?の爪が剥がれている感覚があり、庇いながら下り、エイドに着いたら見てみることにしました。
二十曲峠エイドIN:1:54
エイドに着いてからガーミンを充電し、靴下を脱いでみたら、、
左足小指と薬指の先が水膨れになり、爪が浮いている状態になっていました。
マジか…これはまずい…
スタッフの方に処置してもらえるか尋ねてみました。
何とかゴールまで行きたいです。と頼みこみ、応急処置でガーゼでとめていただき、出発!本当にありがとうございました。
大ボスの杓子山を目指し登ります。
登りはじめてから3km〜渋滞。岩場の区間で1km1時間5分かかっています。
止まって待っている間が寒かったのと、岩場がなかなかだったと思います。
難易度は、両神山より上。真っ暗で落ちたらどこまで落ちてしまうのだろうという恐怖感がありました。試走しておけばよかった。。小さな女性は苦労しているようでした。
杓子山:4:13
杓子山の下りも急!ロープをつたい、左足先を庇いながら何とか。
あと何mでエイドです。とスタッフの方が励ましてくださるのですが、なかなか着かない。
良かれと思って短めに言ってくれるのがわかっていても、疲れていてイライラしてしまいました。。
富士吉田エイドIN:5:44
吉田うどんを食べて出発!エイドでトイレに行ったのに、またトイレに行きたくなり、仕方なく持っていた簡易トイレを使用しました。
霜山へ 7:13
最後の霜山。周りの方々に比べて明らかに登れなくなりました。次々に抜かれました。
鉄塔まで登れれば登りはほぼ終わり!的な声がかかりますが、まだまだまだまだ登りがあるぢゃないかよおお😱と
眠いというか、前に登っている人が見える。あれいない。幻覚かぁ…みたいな
9:07
霜山をこなくそ!と思いながら登り、左足先を庇いながら進むと
そろそろフィニッシャーズベストが見えてきましたよ!皆さんこんなに登って変態ですね!と声がかかりました。変態ですね!は褒め言葉。
霜山をひいこら下り、ようやくようやくゴールの富士急へ。嫁からもあと何キロとかメッセージが入り、最後は43時間はきれそうなので走りました。
富士急のゴール前でたくさんの方がハイタッチで迎えてくださり感動しました。
9:58
前でゴールされる方を少し待って、ゴール。六花さんに握手してもらえました。
2晩一睡もせず徹夜。人生初。
フィニッシャーズベストほしさに安牌走法に徹してしまいましたが、も少し攻めて渋滞を避け、水ぶくれがなければ40時間はきれたかなというところが心残りでしょうか。
駐車場行きのバスを待ち、ようやく車に乗って、、、そっこーで寝落ち。快晴の天気のなか、窓を閉め切っている状態で。気付くと広い駐車場、誰もいない。頭も変な感じ。。まだ明るい。熱中症寸前だったか🥵死ななくてよかったぁ😱
とにかく慎重に運転して高速で帰還しました。
後日:
左足小指と薬指は水ぶくれになって爪は取れてしまいました。皮膚科に行き、クセの強い医者に、靴擦れしちゃったんだろーー!と言われました。当たらずも遠からずですが…
回復にランオフ5日など、影響が出てしまいました。